山日新聞10/26に掲載の療養費問題について
本日の山梨日日新聞の一面記事です。 マッサージ、はりきゅう療養費、不正請求額は2011年度から5年半で9億円
山梨県内の不正、不適切請求額は316件、423万9667円
開業以来、当院も保険適応の往診マッサージ・はりきゅうを行なっております。 また、私は全日本鍼灸マッサージ師会山梨支部の理事職も仰せつかっているので、今回の不正請求問題については、大変憤りを感じています。 一方で、こういう不正請求は、以前から全国的には問題視されていた事なので、ようやく山梨県内の新聞紙の一面でも扱ってくれたか、という気持ちもあります。
こういう不正業者の施術者たちは、どんな思いで仕事しているのだろう。
どんな思いで患者さんを施術してるんだろう。と思うと悲しくなります。
これでは実費だけで生計を立てている巷にみる無資格者の方がよほどマシに思えてしまいます。
このブログを読んでくださっている方で、保険適応の施術をご検討されている方や関係者の方もいらっしゃると思いますが、訪問マッサージ、はりきゅうの事業者や治療院を選ぶ際には下記の点にご注意の上ご検討ください。。
・施術時間が短くないか(15分~20分の施術時間ではないか)
・施術日数が多くないか
・料金の明細書・領収証が発行されているか(施術を行った日付や回数に相違はないか)
・医師の同意を期日ごと(3か月毎)に得られているか
・他業種が経営している訪問マッサージ・はりきゅう会社ではないか
当院は、当然ながら上記にあげた事はすべて明朗にし、患者様や関係者様との信頼関係を築きながら業務を行っております。
また、当院施術者は鍼灸マッサージの治療院で育ち、訪問マッサージ業務に関しては修業時代を含めると12年にわたり行っております。
今回の療養費問題の件で、不本意ですが患者様や多方面にご心配をおかけしてしまった結果になりました。
今後は当院のご利用者様に限らず、保険適応の訪問施術をご利用されている方々に、本来の我々が行う療養患者様への施術の本質を知っていただけるよう発信していこうと思います。
最後に、保険適応のみ扱う訪問マッサージ会社の施術者の方に。
そして、これから鍼灸マッサージ師を目指す方、訪問マッサージ会社に就職希望の方へ。
こういう不正業者が存在している限り、いつまでも我々鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の社会的地位が低くみられるのです。
本来ならば我々の仕事を守るべき立場でありますが、こういう問題がある限り療養費について同業の先生方と話し合うのも限界に近い状態です。
今後、保険適応の施術は厳しくなる一方です。 保険に依存せず、原点に戻り自費の患者様を施術できる技術を身に着けてください。 私達は鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師です。医療人であり技術者です。 ご自分の腕で生きていきましょう。
以上。
長分失礼しました。
指圧鍼灸院フォレスト 代表 大森